ポケベル入力の優位性

投稿者: morita 投稿日時: 火, 2006-11-07 11:33

もはや世の中から消えてしまったポケベルですが、ポケベルが現代に残してくれた重要な文化遺産があります!それは文字のポケベル入力方式です。

携帯電話が現代のビジネス・日常を支える大切なデバイスであることに間違いありません。そして、その中でもメール機能が一般的にかなり頻繁に利用されているのも事実です。しかし、携帯電話のメール機能を使うと、どうしてもそのキーパットで入力しなくてはならず、キーボードで文字入力するのと比較して非常に非効率的です。

そこで、現在ではキーパットでの文字入力効率を上げるため、各社が様々な工夫をしています。一番よくあるのが、文字予測です。文字の文節を認識し、次に入力されるであろう文字のリストを表示するものです。最近の携帯電話にはよく搭載されていますね。その他にもいろいろな文字入力支援機能が存在しますが、文字を早く、効率的に入力するのには、「ポケベル入力」がとても有力です。

一般的な文字入力とポケベル入力の違いは…

一般
     あ   1
     い   11
     う   111
     え   1111
     お   11111

ポケベル
     あ   11
     い   12
     う   13
     え   14
     お   15

といった感じです。ポケベル入力方式が一般入力と比較して優位なのは、ボタンの押下回数です。一般入力では、例えば「保温」と入力する場合、「6666611111000」ですが、ポケベル入力ですと「651503」で済みます。逆に「花屋」の場合、一般入力だと「658」ですがポケベル入力だと「615181」となります。しかし、平均するとボタンの押下回数はポケベル入力のほうが圧倒的に少なくて済みます。

また、ボタンの押下回数だけではなく、一般入力と違って、必ず1文字につき2押下で済むため、同じ文字が続いても右矢印キーでカーソルを送らなくても済むところも魅力です。例えば「大須」と入力する場合、一般入力だと「11111→11111333」と、「お」と「お」の間に矢印を押す必要が出てきますが、ポケベル入力だと「151533」で済みます。

さらに、一般入力だと、母音がOの場合、同じボタンを5連続で押さなくてはならないため、連続入力にソフトウェアが追いつかず、入力されていないことになりがちですが、ポケベル入力の場合、同じボタンを5連続で押すことはまずないため、そのような事態も発生しにくいといえます。

このポケベル入力方式は、パソコンのローマ字入力に共通するものがあり、非常に入力しやすく、効率的です。事実、このような記事もあります。前述の、様々な入力支援機能を用いるよりも、速く、確実に入力することが出来ます。

残念なのは、この入力方式を使える端末が徐々に減ってきているところです。NTTDoCoMoの場合、以前はラインナップのほぼすべての機種で使用可能でしたが、現在確認されているだけで、903iシリーズで使用可能なのは、SH903i、P903i、N903iの3機種のみです。

最初は戸惑うかもしれませんが、案外すぐに覚えることができますし、一旦覚えてしまうと、もう二度と一般の入力方式には戻れない快適さを味わうことができます。是非試してみてください。